はじめまして。 水田除草と言うブログを書いていますが、PIC関連の記事が意外に人気で驚いています。 PICを使った電子工作に興味を持つ方が多いことを知って、一緒にPICを学ぶブログを作りたいと思いました。 「楽々PIC」は教材と言うよりも少し実用性?のある楽しい道具を作りながら学ぶブログを目指します。

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私自身、PICは初めてに近いのですが、他のマイコンを使った経験があります。 そのお陰で比較的容易にPICを使うことが出来ています。 一方でPICについてお教えする程の知識はありません。 「教える」為には非常に広範囲の知識が必要だと思います。

「PICを学ぼうと書籍を買って読んだけど、マイコンを知っていることが前提のようで、初めての自分には理解出来なかった。」と言う話を聞いたことがあります。 その本を読んでいないので何とも言えませんが、初めての方ですからそれなりに解り易く書かれた書籍を選んだのだろうと思います。

ゼロから説明されているからこそ途中で挫折したのではないかと思います。 例えばパソコンを学ぶ時に自分でボードやHDDを組み付けて、OSをインストールし、アプリケーションをインストールしてからワープロの使い方を学ぶ人は居ないと思いますし、そんな書籍は存在しない(売れない)でしょう。 PICの書籍は沢山ありますし、とても親切に書かれていると思いますが、初めての人はゼロから説明を読むより出来上がった基板とプログラムをいじりながら取り組む方が良いと思います。 目的にもよりますし、異論の多いところとは思いますが、PIC( Peripheral Interface Controller )と言う小規模ながら底辺(=縁の下)を司るデバイスを原理的に学び楽しむためにはアセンブラは捨てがたい要素と思います。 割り込み処理を駆使したピリリと辛い楽しみ方を紹介できれば嬉しいと思います。

このブログは「教える」程の知識の無い私が書き進める都合上、「学習ツール」のように広く学べる基板を使うのではなくて、「楽しんで使える道具」を作りながら勉強することを狙います。 習うより慣れようと言うアプローチです。

ある程度PICを使える方は作る過程を順に読んで頂いても構いませんが、初めての方は「楽しんで使える道具」の完成を待って、それを真似て作り、このブログからソースをダウンロードして基板に書き込んで道具の動作を楽しんでください。 その後で、このブログで紹介するようにプログラムの一部を書き換えて動作の変化を確認し、さらに自分なりに書き換えて理解を深めて頂ければ良いと思います。 ゼロからではなくてエンドからゼロに向かって学ぶと言うイメージです。 楽して楽しくPICを学ぶことが出来ると思います。

知れば知るほど疑問が湧いて、最後にはポートや割り込みの設定、コンフィグレーションにも手を染めることになるはずです。 その頃にはご自身で何かを作りたくなっているはずだと思います。


楽々PIC」は楽しい道具を作りながら学ぶブログを目指します。