今までのところ、このブログではMPLABのシミュレーターでニーモニックの動作を確かめているだけですから、コンフィグレーションビットには触れずに来ました。 結果的にデフォルト設定で使っています。

クロック(発振源)の選択を初めとするPICの基本的な設定を行うコンフィグレーションビットですから、リセット動作の直後にプログラム・メモリーの0番地から実行されるプログラムで設定するわけに行かないことは容易に想像できます。 リセット動作の初期(Run状態の前)に利用される情報ですから、PICデバイスにプログラムを書き込む時点でコンフィグレーションビットの設定を済ませる必要があります。

このブログではMPLABとPICKit3と言う特定の環境で、自作した特定のハードウェアをターゲットにプログラムを作って行きますから、その環境とターゲットに絞った具体的な説明に努めます。 特定の環境とターゲットで学んだ知識と経験があれば、他のPICデバイスに応用することも容易になるだろうと考えています。

このブログでも間もなく小規模ながら具体的にハードウェアを製作して、プログラムを勉強する予定ですから、コンフィグレーションビットを扱う必要があります。  私が参考にした書籍でも、ソース・リストの中にコンフィグレーションビットの設定情報( CONFIG 文)を記述していましたが、初心者には逃げ出したくなるような文字列が並びます。 そこに並ぶシンボルは略称故に、その内容について興味がわかないように思います。

そこで、当ブログではMPLABの Configuragion Bits ウィンドウから設定します。

[Configure]→[Configuration Bits] を選択します。
config0

Configuragion Bits ウィンドウで現在の設定を確認できます。
config1


この先、ターゲット基板を作ってプログラムを勉強する時には、上図に見える Configuration Bits set in code のチェックを外してコンフィグレーションビットを個々に設定します。
config2

Configuration Bits ウィンドウでは、上図のようにプルダウンメニューから選択する形で設定します。 個々のコンフィグレーションビットについて興味が湧いてきます。

設定の詳細を伝える際には、下図のようにリスト中で右クリックして Output to File を選択しファイル名を指定すれば、Configuration Bits ウインドウに表示されている内容を全て含むテキストファイルを保存してくれます。

config4

いずれ(間もなく)このような方法でコンフィグレーションビットの設定内容をお伝えする時が来ると思います。


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楽々PIC」は楽しい道具を作りながら学ぶブログを目指します。