RRP1320-1-04 に温度設定機能を追加しました。 イースト発酵等に活用する場合、設定温度を変化させて試したくなると思います。 その都度 MPLAB と PICkit3 でビルドと書き込みを行うのでは億劫だと思い、赤外線リモコンで設定温度を変更できるようにしました。 <PICデバイス=18F1320>

下図のように初期画面から赤外線リモコン操作(中間コード16番に登録したボタンを押下)で温度設定画面に写り、リモコンのテンキーで入力します。 ついでに赤外線リモコンコードを表示する初期画面に加えて赤外線コード非表示のシンプルな画面を用意しました。

RRP1320-1-04-2_メニュー遷移

電源ON直後に表示される初期画面はこれまでと同じコード表示付きですが、以下の操作でコード非表示の画面に変更できます。

 (1)コード表示画面から中間コード14番(右)ボタンでコード非表示に変更
 (2)コード非表示画面から中間コード13番(左)ボタンでコード表示に変更

温度設定画面の使い方は以下の通りです。

 (A)コード表示/非表示の初期画面から中間コード16番(メニュー)を押下
   温度設定画面に移ります。 2行目左が下限温度、右が上限温度です。
 (B)ブリンクしている数字を中間コード1~10番(テンキー)で変更
   入力の都度ブリンク桁が右に移ります。
 (C)最左端の数字を入力して中間コード15番(決定)を押下して設定を更新
   更新後「赤外線コード表示付き」の初期画面に戻ります。

   ただし以下の条件を満たさない設定値では初期画面に戻らず入力を継続します。
    (C-1)下限温度 ≧ 05
    (C-2)上限温度 ≦ 95
    (C-3)下限温度 < 上限温度


設定画面では常に次の操作が可能です。

 (D)中間コード16番(メニュー)を押下して設定をキャンセル
   EEPROMの書き換えを行わず、「赤外線コード表示付き」の初期画面に戻ります。
 (E)中間コード13番(左)、14番(右)押下で左右にカーソル移動


ご利用の際には誤差にご注意下さい。 → RRP1320-1-04 温度誤差 


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 (1)全てのアセンブラ・ソースを含むプロジェクト一式
 (2)回路図 PDF
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 (6)温度設定説明書 PDF


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rrpdlc



以下は関連記事のインデックスにします。

RRP1320-1-04 温度誤差 
 A/D変換基準電圧(Vref)にPICの電源電圧を使っています。 電源電圧(5V)の変化に連れて入力電圧に対するA/D変換結果が変化します。

RRP1320-1 コンフィグレーションビット 
 当ブログやダウンロードコーナーで入手したプロジェクトをビルドしても正常に動作しない場合は、 Configuration Bits set in code のチェックを外してビルドし直してください。


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