楽々PIC

水田除草と言うブログを書いていますが、PIC関連の記事が意外に人気で驚いています。 PICを使った電子工作に興味を持つ方が多いことを知って、一緒にPICを学ぶブログを作りたいと思いました。 「楽々PIC」は教材と言うよりも少し実用性?のある楽しい道具を作りながら学ぶブログを目指します。

部品解説

XBee 実験開始

 XBee の実験を開始しました。

ルーター側
DSC00234

コーディネーター側
DSC00235

 最初は参考書に従い X-CTU と言う設定ツールをPCにインストールして、購入した2つの XBee ( S2B ) をコーディネーターとルーターに設定します。 下図はコーディネーターに設定している画面です。

x-ctu_C

 その後、PCとコーディネーターに設定した XBee を接続して X-CTU を起動し、ルーター側の電源を入れれば、2台だけのネットワーク?を構築してくれます。

下図は Bee Explorer と言うツールでネットワーク?をビジュアルに表示しています。 2台だけだと寂しいですね。 エンドポイント用にもう1台あった方が XBee を再設定する手間も減り、理解が早まりそうです。

Bee_Exprorer


続いてコーディネーター側からルーター側 XBee のディジタル I/O 11番をHighに設定する API フレームを送り、予定通りルーター側のディジタル I/O 11番に接続したLEDが点灯しました。

下図は X-CTU のターミナル機能を使って、ルータ側 XBee のディジタル I/O 11番をHighに設定するフレーム交信している画像です。

x-ctu_P1

青い文字が送信フレームで、赤い文字がレスポンスです。 沢山のコマンドの中から幾つか試し、XBee を介してマイコン同士が通信する方法も見当が付きました。 次はいよいよ PIC 同士の通信を試したいと思います。 単なる実験ではつまらないので、何らか楽しいツールになるように考えてみます。

最後になりましたが参考書はこちらと、久しぶりに買ったトランジスタ技術 2012年12月号です。

 「超お手軽無線モジュールXBee」
 http://toragi.cqpub.co.jp/tabid/534/Default.aspx

お手軽XBee



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PIC18F23K22

これまで使って来た 18F1320 は 3.3V で使えない為、XBee と接続して使うデバイスを探していて、3.3V対応品のJシリーズには EEPROM が無いことを知りました。 Kシリーズと言うのを見ると、一つの製品を 5V でも 3.3V でも使えて EEPROM 搭載です。 Kシリーズの中から、以下の2つを候補にして詳しく調べることにしました。

 18F13K22   20PIN
 18F23K22   28PIN

この記事を書いている時点で、秋月電子通商さんでの価格は共に¥150でした。

18F23K22 をメインに使い、28PINでは大きすぎると言った特別な場合には必要に応じて 18F13K22 を使おうと思います。 18F1320 を採用して既に紹介済みの RRP1320 シリーズについては機能追加のタイミングで 18F13K22 に変更するかも知れません。

下図は 18F23K22 のPIN SUMMARY です。 XBee に接続して様々なセンサーを使おうとすると、独立した2つの EUSART と、2つの MSSP と言う合計4つのシリアル通信は魅力です。 EUSART の一方が PGC , PGD と被っているのでデバッグに苦労するかもしれませんがなんとかなるでしょう。

Comparator , CTMU , SR Latch , DACOUT と言った使ったことの無い機能もいずれ試してみたいと思います。

PIN_SUMMARY


下図は、18F23K22 の電源電圧とクロック周波数の関係図です。 XBee ( S2B )の電源範囲と同じく 2.7V まで使えそうです。 16MHzまで段階的に選択できる内臓クロックを使う予定です。 その場合、さらに電源電圧範囲が広がって 2.3V~5.5V と言う柔軟性がありがたいですね。 電源電圧範囲はPICに限らず他の製品も同様の傾向ですが、益々使いやすく成ってきました。

V-F

早速手配して、勘違いが無いか確かめながら XBee を使ったツールに挑戦します。

18F13K22 はこちら→ PIC18F13K22


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XBee

 ブラシローラー型水田除草ロボットのラジコンその他基礎実験にも使う為、XBee-PRO ZB S2Bモジュール(Wireアンテナ)を手配しました。 IEEE 802.15.4 と言う近距離無線通信規格と、ZigBee と言う通信プロトコルによる送受信ユニットで、センサーネットワークやホームネットワーク等で活用が期待されている多様な製品群の一つです。

 XBee-PRO ZB S2Bモジュール(Wireアンテナ)
 http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-05804/

XBee


赤外線リモコン(一方通行のコマンド送信)に比べて高機能(双方向通信、情報量大)なリモコンをはじめ、幾つかのツールを作りながら勉強したいと思います。 XBee ( S2B )の電源電圧が 2.7~3.3V であり、電池駆動も視野に入れることから、PICマイコンも 3.3V 以下で動作するものを選び、18F13K22 , 18F23K22 あたりを使おうと考えています。


以下は、一連の記事のインデックスにします。

XBee 実験開始 
 沢山のコマンドの中から幾つか試し、XBee を介してマイコン同士が通信する方法も見当が付きました。 次はいよいよ PIC 同士の通信を試したいと思います。


XBee ドキュメント類 
 英語版ですが、ATコマンドやAPIフレームについても詳しく書かれています。 参考書を元に、解らないところや不明確なところを調べる分には私でも理解できそうです。

XBee 3役 
 3台目の XBee が入荷しました。 これで、コーディネーター、ルーター、エンドポイントと言う3役を同時にネットワークして実験が可能になりました。


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16文字x2行LCD

 「RRP1320-1-01 概要」で「16文字x2行のLCDも使えると思う」と書きながら未確認でした。 今回、16文字x2行のLCDを入手したので確認してみました。 動作確認に使ったハード、ソフトは RRP1320-1-04-2 です。

結果は、下図の通り期待した通り動作します。

DSC00225


16桁あれば、上図の右側に赤外線リモコンの受信コードを温度制御と分けて表示することも出来そうです。

今回試したLCDは Sunlike Display Tech. Corp. 製  SC1602BS-B(-XA-GB-K) です。 以前に使った8文字x2行LCD( AZ Displays, Inc 製 ACM0802C-NLW-BBH )及び20文字x4行LCD( SUNLIKE 製 SC2004C )に対して電源のピンに配置が逆になっていますから注意が必要です。

確認用に下図のアダプターを作って電源端子を入れ替えました。

DSC00226


LCDは表示可能な文字数が多い方が表現力があって良いのですが、価格や組み込み機器(操作部)の大きさとのバランスもありますから同じプログラムで柔軟に対応出来る方が良いように思います。

ともあれ、16文字x2行が無事に動作して一安心です。


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フルカラーLED

フルカラーLEDは4本足のLEDで、RGB3色のLEDが一つのパッケージに納まっています。 3本のLEDのアノードまたはカソードを1本にまとめて合計4本の端子を持つ物が多いのですが、3色x2本合計6本の端子を持つ製品もあります。 今回準備したのは下図の2種類で、Φ5砲弾型の OST A5131A-R/PG/B と角型の OSTA71A1D-A です。

DSC00209

ブレッドボードに直接挿しリードを曲げて光の方向を調整する為、砲弾型を採用しました。 角型はブレッドボードに直接挿して使おうとすると無理があります。(30度程度傾けて挿すと4本独立した列に挿せますが・・・)

一方、砲弾型 OST A5131A-R/PG/B がカソードコモン、角型 OSTA71A1D-A がアノードコモンです。 
いずれの場合も各色のLED独立に電流制限する為、下図のように抵抗等の電流制限素子を接続して使います。

Full_Color_LED


RRP1320-3-01 では PIC18F1320 のポートRA4がオープンドレインなので、この端子だけPNPトランジスタで駆動し、他の端子からは直接LEDにソース電流を流し込みます。


以下は、電流制限の抵抗値決定など関連情報のインデックスにします。


RRP1320-3 回路案 
 フルカラーLED4個の発光制御で点滅は勿論、RGB各色16段階(滅灯含む)の輝度を制御し、16段階=4bit x 3色で12bit(4096色) x 4灯の表現力で光を演出します。

フルカラーLEDの電流制限 
 PWM制御でRGB3色LEDの点灯時間を加減するのですが、各色100%発光させた時に白色に見えるように電流制限したいと思います。

LEDの調光制御 
 1msec のタイマー割り込み( TIMER1 )を使って点灯と滅灯を切り替えます。 各 LED は 15msec で1周期の点滅パターンを繰り返すことで約67Hzの点滅になります。

RRP1320-3-01 概要 
 赤外線リモコンによる指示に従い、4個のフルカラーLEDを調光制御する RRP1320-3-01 の概要をお知らせします。

フルカラーLEDの動画 
 調光パターンの中から3つを紹介します。 現物を見る方が広範囲の光に順応できるせいか、より良く見えるようです。 花火を狙ったパターンとイタリアンカラー、桜をイメージした発光パターン(のつもり)です。


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